アンティーク懐中時計の販売買取専門店　古響堂

【商品紹介】
1910年前後に作られたDOXA（ドクサ）のオープンフェイスケース懐中時計です。
ドクサは1889年創業のスイスの老舗で、かつてはムーヴメントも自社で製造するマニュファクチュールでした。
現代においても世界中にコレクターがおり、スイスの代表する時計メーカーです。

今回の品は3サインと呼ばれる文字盤、機械、ケース全てに”DOXA”の刻印がある品。
加えて”ANTI-MAGNETIC”仕様の貴重な一品です。
（天輪、ヒゲゼンマイの部分が磁化しづらい、錆を受けづらいという仕様で、大変数が少ないです）


文字盤は高級仕様のポーセリン製ダイヤル。
黒色で統一された作りに品がありますよね。
この文字盤に魅せられて仕入れてみました。

経年・使用による小さな汚れや使用感はありますが、全体的に綺麗な状態です。
ヘアーラインやチップも無く、文字盤の綺麗な品をお探しの方にもお薦めできます。
ブレゲ針も素敵ですね。
飽きのこない作りで長くお楽しみ頂ける文字盤だと思います。


ケースの素材は特定できなかったのですが、おそらくニッケル製だと思われます。
インナーケース上部にはコイン細工に加え、刻印が多々施されています。
背面は細工が無くシンプルな作りです。
経年、使用による使用感、汚れがありますが、アンティーク品とご理解ください。
表裏面、インナーケース共に隙間なく綺麗に閉まります。


機械は経年、使用による小さな汚れ、擦り傷はありますが、錆はほとんど見られず可動品です。
赤紫色に輝くルビー石が素敵ですね。
機械内部も見やすい仕様で、機械式時計の動きを楽しみたい方にもお薦めできます。
オーバーホール歴は不明ですが、日差は平置き縦置き共に約±30秒と良い状態です。
（日差は保証対象外、精度や継続的日常使用を求められる場合には定期的にオーバーホールをお願いします。）

初心者でも円滑に時刻合わせ、ゼンマイ巻が出来ると思います。
初めてアンティーク機械式時計を触る方にもお薦めの一品です。



【サイズ】
竜頭含まず約48mm。
厚さは約13mm。
重さは77.2g。

大きすぎず小さすぎず、日本人に人気の16サイズです。
文字盤、ケース、機械全てバランスの取れた良い一品です。

貴重な”ANTI-MAGNETIC”仕様の一品で、ドクサの品は弊社でも初の陳列になります。
アンティークの機械式懐中時計の良さもぜひ味わって頂ければ嬉しいです。